運動の苦手を、体の土台から捉える|FeedParla(北海道札幌市)

CDQ認証運営事務局の望月です。認証施設のみなさまに、支援への想いをお伺いするインタビューシリーズ。今回お話を伺った北海道札幌市の「FeedParla」様への取材では、収録後の雑談の中に、運動療育の考え方がよく分かるお話がありました。その話を中心にご紹介します。

なぜこのテーマに触れるのか

「運動療育」という言葉を目にしても、具体的に何をしているのか、スポーツ教室やただ体を動かす時間と何が違うのかは、なかなか分かりにくいものです。ひと口に「運動が苦手」といっても、その背景はお子さんによってさまざまです。その背景をどう捉え、どんな活動につなげているのかには、施設の専門性や支援への向き合い方が表れます。

今回お話を伺った「FeedParla」は、運動療育に特化したサービスを提供している施設です。運動が苦手なお子さんを、どのように見ているのかを伺いました。

今回お話を伺ったのは

北海道札幌市厚別区の児童発達支援・放課後等デイサービス「FeedParla」。CDQ認証施設で、運動療育に特化した事業所です。今回は運営を担う山下様にお話を伺いました。

「運動が苦手」の背景を、体の土台から見る

収録後の雑談で、運動療育とはどんなものなのかを教えていただきました。山下様がまず挙げたのは、運動の捉え方の広さです。

「運動っていうところはかなり広い意味で、スポーツもそうですし、あとは感覚を入れるとかっていうのも、それも運動の一つですし」

一人ひとりのお子さんに何が必要なのかを分析しながら、必要な感覚を取り入れているそうです。そのうえで、感覚統合に加えて、原始反射も見ていると話してくれました。原始反射とは、赤ちゃんの頃にある、自分の体を守るような反応のことです。本来は成長に伴って消えていくものですが、これが残っていると成長が妨げられる面もあるため、運動を通じて発達の道筋に立ち返っていくことが、その消失にもつながっていくと説明してくれました。

もう一つ印象的だったのが、ボディイメージの話です。転んだときにとっさに手が出ない、体をぶつけやすい、転びやすいといった様子は、自分の体がどうなっているかという感覚がまだ育ちきっていないことと関わっている場合がある、と山下様は話します。一見すると不器用さに見える姿の裏側にも、体の感覚という土台がある、という見方です。

本編でお話しいただいた、運動への恐怖心をなくし、自己肯定感を高めることが「一つ目のステップ」という考え方も、こうした見立てがあるからこそだと感じました。苦手の背景を丁寧に見るからこそ、無理なく安心して取り組める活動を選べるのだと思います。

この話から伝えたいこと

運動療育を行っている施設を探すときは、活動の名前や、使っている器具だけでなく、その活動を「なぜ選んでいるのか」にも目を向けてみてください。お子さんの様子を体の感覚や発達の視点から説明し、その子に合った活動と結びつけて話してくれる施設は、一人ひとりを丁寧に見ようとしている一つの目安になると思います。また、運動が苦手という姿を「できない」ではなく、「いま体が何を必要としているか」という視点で受け止めてくれるかどうかも、お子さんが安心して通える場所かを考える大切なポイントです。

インタビュー本編から一部を抜粋

本編でお話しいただいた内容から、いくつか抜粋してご紹介します。

Q. 施設として大切にしている支援方針や考え方を教えてください。

運動療育を中心に提供しています。運動が苦手なお子さんが中心ですので、まずは自己肯定感を高めることと、運動への恐怖心をなくしていくことが一つ目のステップです。そこから運動を通して、コミュニケーション能力や人間力の向上を図っていきます。スタッフ自身も人間として成長しながら、お子さんも一緒に成長していけたらという方針です。

Q. どんなお子さん・ご家庭にこちらの施設が向いているとお考えですか。

どんなお子さんも受け入れています。特に運動のための広いスペースがありますので、なかなか運動の発散ができていないお子さんに向いていると思います。ボールもたくさん投げていただいて構いません。また、リハビリの観点もあり、車椅子のお子さんや歩行器で歩いているお子さん、装具をつけているお子さんなど、肢体不自由のお子さんも多く受け入れています。医療的ケアは行っていません。

Q. スタッフの皆さんが特に気に入っているスペースや場所はありますか。

まずスペースがかなり広いこと、そして専門的な器具が揃っていることです。例えばパワープレートという振動するマシンは、筋肉の活性化やリラクゼーション効果があり、お子さんもスタッフも気に入っています。ランニングマシンもあり、スタッフも気に入って走っています。

Q. 施設を探している保護者の方へメッセージをお願いします。

札幌の厚別でデイをやっております、FeedParlaと申します。肢体不自由のお子さんも歓迎です。また、運動療育を探している方がいらっしゃれば、ぜひお越しください。

FeedParlaの施設情報

FeedParlaのインタビュー動画や施設の詳しい情報は下記よりご覧いただけます。

施設名FeedParla
所在地〒004-0014 北海道札幌市厚別区もみじ台北7丁目1-1 1階
サービス種別児童発達支援・放課後等デイサービス
CDQ認証CDQ認証施設
電話番号090-4077-7077
公式サイトhttps://feedparla.com/
施設紹介ページCDQ認証サイトで見る

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