専門性を重ねた体操|こぱんはうすさくら水戸備前堀教室(茨城県水戸市)

CDQ認証運営事務局の望月です。認証施設のみなさまに、支援への想いをお伺いするインタビューシリーズ。今回お話を伺った茨城県水戸市の「こぱんはうすさくら水戸備前堀教室」様への取材では、収録後の雑談の中に、この教室ならではの取り組みの背景がうかがえるお話がありました。その話を中心にご紹介します。

なぜこのテーマに触れるのか

施設を見学すると、体操や制作、遊びなど、さまざまな活動が目に入ります。ただ、その活動が誰のどんな専門性から生まれたものなのかは、見ているだけではなかなか分かりません。療育の活動には、既製のものを使う場合もあれば、施設の中で職員が工夫して作り上げている場合もあります。活動の中身だけでなく、それを誰がどう組み立てているのかを知ると、その施設がどんな姿勢で支援に向き合っているかが見えてきます。

今回お話を伺った「こぱんはうすさくら水戸備前堀教室」では、職員の専門性を持ち寄ってオリジナルの体操を作っているというお話を伺いました。

今回お話を伺ったのは

茨城県水戸市の児童発達支援・放課後等デイサービス「こぱんはうすさくら水戸備前堀教室」。CDQ認証施設で、今回は管理者・児童発達支援管理責任者の大内様にお話を伺いました。大内様は、保育士として入職し、8年目になる方です。

専門性を持ち寄って生まれた「こぱん体操」

収録後の雑談で、本編でも話題に出た「こぱん体操」がどのように生まれたのかを伺いました。

「理学療法士と音楽教諭の職員がいますので、それを合作しまして。それに保育士ですとか、いろんな職員、専門性を生かした職員が意見を合わせながら作成しました」

一人の発案ではなく、理学療法士の視点と音楽の専門性、そして保育士など現場の職員の意見が合わさって形になった体操だそうです。完成した体操は、こぱんはうす本部の「こぱリンピック」という企画で受賞し、さらに全国的に開催されているアワードに応募して、そちらでも賞をいただいたといいます。

「やはり理学療法士がしっかりお子様の成長に合わせた、5領域も全部含めて取り入れて作成したものですので」

と話す大内様の言葉には、体操への自信がにじんでいました。

5領域とは、支援の目安として国が示している「健康・生活」「運動・感覚」「認知・行動」「言語・コミュニケーション」「人間関係・社会性」のことです。そして「ぜひ本当に全国に広めていただいて、自信が持てる体操を作っていきたい」と、これからへの思いも話してくれました。こうした取り組みの土台には、職員同士のつながりがあるように感じます。運営の中で大切にしていることを伺うと、大内様は職員の連帯感を挙げ、「私一人の力ではお子様を療育することはできませんので、一人一人の職員の方の強みをどのように活かせるか」を心がけていると話してくれました。

この話から伝えたいこと

活動の内容だけでなく、その活動を誰がどんな視点で作っているのかも、施設を知る大切な手がかりになります。専門性の異なる職員が意見を出し合い、一つの活動を作り上げられる環境は、お子さん一人ひとりに合わせた支援を考える土台にもなるはずです。また、本編では、見よう見真似で参加していたお子さんが、今では自分からこの体操をリクエストするようになったというお話もありました。お子さんが自分から「やりたい」と思える活動があるかどうかも、安心して通える場所かを考える視点の一つだと思います。

インタビュー本編から一部を抜粋

本編でお話しいただいた内容から、いくつか抜粋してご紹介します。

Q. 施設として大切にしている支援方針や考え方を教えてください。

お子様が持っているその子らしさを大切に支援しています。同じ目的で利用されているお子様でも、性格や特性はそれぞれ違います。「みんな同じ」ではなく、同じ活動を行うにはどうしたらよいのか、ベストを考えながら支援をしています。すぐにはできなくても、毎日少しずつ積み重ねて、気がついたらできるようになっているように、毎日ミーティングを行い、内容を検討しながら、その子に合った支援をしています。

Q. どんなお子さん・ご家庭にこちらの施設が向いているとお考えですか。

近年は、言葉に関することや、集団になじめないというご相談が多いです。言葉や集団性は習得までに個人差がありますので、長期にわたり、様々な活動の中でその子に合ったアプローチを行っています。理学療法士や保育士、音楽の専門など、専門性を生かした支援を行っています。まずは見学・体験にお越しいただき、そのお子様に合った支援内容をお伝えしています。

Q. お子さんの成長を実感した具体的な場面を教えてください。

利用開始時、発語が乏しく不明瞭で、筆記もできなかった小学校低学年のお子様がいらっしゃいました。日々の成長の中で発話が始まり、会話が上達して、文字と言葉の一致が見られるようになり、本を読み始めました。上級生になった今では手紙を書けるようになっています。誤字や脱字はありますが、その子に合わせたペースで上達を促していきます。

Q. 施設を探している保護者の方へメッセージをお願いします。

送迎などの利便性も大事ですが、それよりも、お子様が楽しく通えることが大切だと思います。どんな支援でも、楽しく興味を持って取り組めることが大切です。日々の小さな積み重ねが、必ず「できた」に変わります。ゆっくりお子様の成長を見守ってください。いろいろな施設を見学して、お子様に合ったところを見つけてあげてください。

こぱんはうすさくら水戸備前堀教室の施設情報

こぱんはうすさくら水戸備前堀教室のインタビュー動画や施設の詳しい情報は下記よりご覧いただけます。

施設名こぱんはうすさくら水戸備前堀教室
所在地〒310-0816 茨城県水戸市紺屋町1377-1
サービス種別児童発達支援・放課後等デイサービス
CDQ認証CDQ認証施設
電話番号029-300-2275
公式サイトhttps://www.tecutecu.jp/
施設紹介ページCDQ認証サイトで見る

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