放課後等デイサービスや児童発達支援事業所で働くスタッフの中にも、児童発達支援士を受講する方が多く見られます。子どもと日々向き合う現場だからこそ感じる、リアルな声を紹介します。
たとえば、
- 不安を抱えながら現場に入り、学びを通じて理解を深めていく人がいる
- 複数の障害が重複する子どもへの、個別対応の難しさを感じている
- 学んだことをすぐに実践に活かそうとする姿勢が見られる
- より専門的な内容や、具体的な支援方法へのニーズも高い
といった実例です。
放課後等デイサービス・児童発達支援事業所のスタッフにとって、児童発達支援士の学びは、目の前の子ども一人ひとりに向き合うための、実践的な土台になっています。
この記事では、当協会が収集した受講後アンケート(17,613件)のうち、放課後等デイサービス・児童発達支援事業所で働く方々の回答をもとに、受講後に感じた変化について整理していきます。
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目次
本記事で紹介している一次情報について
本記事では、当協会が実施している受講後アンケートのデータのうち、放課後等デイサービス・児童発達支援事業所で働く方からの自由記述をもとにしています。
| 項目 | 内容 |
| データソース | 児童発達支援士 受講後アンケート |
| データ取得者 | 一般社団法人 人間力認定協会 |
| 有効回答数 | 17,613件(2021年1月~2026年7月) |
| 該当する自由記述 | 「放課後等デイ」「児童発達支援事業」などのキーワードを含む自由記述、44件 |
| 分析方法 | 放課後等デイサービス・児童発達支援事業所職員からの自由記述のうち、受講後の変化に関する記述を抽出 |
不安を抱えながら現場に入り、学びを通じて理解を深めていく
放課後等デイサービスに勤め始めたばかりの頃は、不安を抱えながら現場に立つ方が少なくありません。学びを通じて、その不安が少しずつ和らいでいった様子が、自由記述からうかがえます。
実際の自由記述にも、そうした変化に関する声が見られました。
児童発達放課後デイに勤めはじめて不安の日々でしたが、児童発達支援士を学んだ事で少しずつ理解する事ができるようになりました。なので次はコミュニケーションを学ぼうと取り組みました。
仕事で放課後等デイサービスで働き始めて、早急に学びたかったので助かりました。概要がわかりやすく、とても良かったです。今後、この基礎を実践しながら深めていきたいと思います。
これらの声からは、現場に入ったばかりの不安の中で、体系的な知識を得ることが、少しずつ理解と自信につながっていく過程が見えてきます。
- 現場に入ったばかりの時期は、多くのスタッフが不安を感じるものである
- 学びを通じて理解が深まることで、次の学びへの意欲にもつながっていく
- 「早急に学びたかった」という声には、即戦力になりたいという思いが表れている
- 基礎を学んだ上で、実践しながらさらに深めていく姿勢が大切にされている
不安を抱えながらも学び続ける姿勢が、放課後等デイサービスで働くスタッフの成長を支えています。
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複数の障害が重複する子どもへの、個別対応の難しさ
放課後等デイサービス・児童発達支援事業所の現場では、複数の障害が重複する子どもへの対応が、大きな課題として語られています。
実際の自由記述にも、そうした現場の実感に関する声が見られました。
障害は複数重複していることの方が多いと思います。知的障がいだけ、自閉症だけというわけではなく、兼ね合わせている子がとても多いのが現状です。対応も診断名が同じ知的障がいだから、自閉症と言って一緒ではありません。1人1人に合わせた支援をしなければなりません。どういった支援方法があるのかも勉強できたら、なお良いかと思います。絵カード、サイン、写真、絵合わせカード、絵合わせの絵の書き方、作り方、ひも通しができるおもちゃの作り方など、実際に放課後デイの現場ですぐに実践できる方法などもテキストに組み込んでいただけると嬉しいです。
この声からは、診断名だけでは括れない、一人ひとり異なる子どもたちへの対応の難しさと、より具体的で実践的な支援方法へのニーズが伝わってきます。
- 複数の障害が重複しているケースは、現場では珍しくない
- 「同じ診断名でも一人ひとり違う」という視点が、現場の実感として語られている
- 絵カードやサインなど、より具体的な支援ツールへの関心が高い
- 現場のリアルな声が、今後の教材づくりへの貴重なフィードバックになっている
一人ひとりに合わせた支援への意識の高さは、放課後等デイサービスで働くスタッフの専門性の表れです。
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学んだことをすぐに実践に活かそうとする姿勢
学んだ知識を、すぐに現場での声かけや関わり方に活かそうとする姿勢が、多くの自由記述に見られます。
実際の自由記述にも、そうした姿勢に関する声が見られました。
放課後等デイでパートをしています。子どものおかれている状態や対応の仕方など、勉強になりました。もっと子どものことが知りたくなりました。
放課後等デイサービスで働いています。子どもたちへの声かけのヒントなど沢山頂きました。また私自身の自己啓発になるようなテキスト内容でした。
これらの声からは、学びが一過性の知識で終わらず、「もっと知りたい」という次への意欲や、日々の声かけといった具体的な行動につながっていることが分かります。
- 学びが、次の学びへの意欲を生み出す好循環につながっている
- 「声かけのヒント」など、すぐに実践できる内容への評価が高い
- パート勤務など、雇用形態にかかわらず、学びへの意欲は変わらない
- 子どもへの支援だけでなく、自身の成長(自己啓発)としても受け止められている
学んだことをすぐに実践しようとする姿勢は、現場での支援の質を、日々少しずつ高めていく力になります。
放課後等デイ・児発職員が感じた変化の整理

| 場面 | 見えてきたこと |
| 現場に入ったばかりの不安 | 学びを通じて、少しずつ理解と自信が深まる |
| 複数障害への対応の難しさ | 一人ひとりに合わせた、具体的な支援方法へのニーズが高い |
| 学びの実践への活用 | 「もっと知りたい」という意欲と、日々の声かけへの反映 |
児童発達支援士について
ここまで、放課後等デイサービス・児童発達支援事業所で働く方が感じた変化についてご紹介してきました。
当協会が認定する「児童発達支援士」は、発達特性の理解や、行動の背景を読み解く視点、家庭や支援現場で活かしやすい関わり方などを、体系的に学べる民間資格です。
放課後等デイサービス・児童発達支援事業所で働く方をはじめ、現場で子どもと日々向き合う方にとって、実践に活かしやすい学びとして、多くの方に活用されています。
Q&A|放課後等デイ・児発職員の受講に関するよくある質問
Q1:現場経験がなくても、受講できますか?
はい、これから放課後等デイサービスで働きたいと考えている方が、その第一歩として受講している例も見られます。
Q2:複数の障害が重複する子どもへの対応も学べますか?
基礎的な考え方を学ぶ内容となっています。より専門的で具体的な支援方法については、現場での経験や、追加の学びと組み合わせることをおすすめします。
Q3:パート勤務でも、学ぶ意味はありますか?
あります。実際の声にも、パート勤務の中でも学びへの高い意欲を持って取り組んでいる例が多く見られます。
Q4:受講後、現場でどう変化がありましたか?
「声かけのヒントを得られた」「もっと知りたくなった」といった、具体的な実践への意欲と行動の変化が、自由記述に多く見られます。
Q5:学んだ内容を、すぐに現場で活かせますか?
多くの受講者が、学んだ内容をすぐに実践に取り入れようとしている様子がうかがえます。基礎を学んだ上で、現場での経験と組み合わせて深めていく姿勢が大切です。
まとめ|不安から理解へ、そして実践へ
放課後等デイサービス・児童発達支援事業所で働く方からの受講後アンケートを見ると、児童発達支援士の学びが、現場での不安を和らげ、実践への意欲を高めていることが分かりました。
- 不安を抱えながら現場に入り、学びを通じて理解を深めていく
- 複数の障害が重複する子どもへの、個別対応の難しさを感じている
- 学んだことをすぐに実践に活かそうとする姿勢が見られる
次回は、転職・キャリアチェンジに児童発達支援士をどう活かしたかについて紹介していきます。
【注意事項】
この記事で紹介している内容は、当協会が実施した受講後アンケート(17,613件)のデータをもとにまとめています。データは当協会が独自に収集・集計したものであり、回答は受講者の主観的な評価に基づきます。


