「初日は泣いてしまわないか心配」
「母子分離ができるか不安」
「うちの子は楽しめるのだろうか」
放課後等デイサービスや児童発達支援を利用し始めるとき、 多くの保護者が “通えるかどうか” に大きな不安を抱えています。
私は協会の事務局長として、延べ5万人以上の保護者・支援者が学ぶ場の運営に関わる中で、 「最初は泣いていたけれど、数週間で慣れた」「行き渋りがあったが、今では楽しみにしている」 という声を数多く聞いてきました。
この記事では、 「通い始めのリアル」「慣れるまでのプロセス」「実際の家庭のケース」 を実際に寄せられた保護者や支援者の声を分かりやすくまとめました。
>放課後等デイサービス・児童発達支援に向いている子・向いていない子|一次情報から見える特徴
目次
実際の家庭で見られたケースと背景
実際に寄せられた保護者や支援者の声
実際に児童発達支援士を受講した保護者からは、次のような声がありました。
「見学に行ったときは一言もしゃべらず不満そうでしたが、契約日に先生と遊んだことで心を開き、初日は『もっと行きたい』と言って帰ってきました。」
背景と専門的な解説
- 初回の“安心できる体験”が慣れのスピードを大きく左右します
- 放デイ・児童発達支援では、子どもが安心できる導入を工夫している施設が多いです
- “先生との関係づくり”が最初の鍵になります
次のような声もあります。
「母子分離が難しく、最初は親子で療育を受けていましたが、徐々に分離ができるようになり、友達もできて楽しめるようになりました。」
背景と専門的な解説
- 母子分離は“段階的に進める”ことが大切です
- 子どもが安心できる環境であれば、自然と分離が進みます
- 無理に離す必要はなく、子どものペースを尊重することが重要です
さらに、次のような声も寄せられています。
「最初の3日間は泣いていましたが、先生たちが優しく対応してくれて、今ではバスにも慣れて楽しく通っています。」
背景と専門的な解説
- 初日〜3日目は泣く子が多いですが、慣れると安定します
- “送迎バスの慣れ”は大きなハードルですが、慣れると通いやすさが格段に上がります
- スタッフの丁寧な関わりが安心感につながります
療育施設の利用に関する調査概要
- 調査名:療育施設の利用に関する実態調査
- 調査目的:療育施設利用の実態を把握するため
- 調査対象:発達障害のある子どもを支援する保護者
- 有効回答数:126名
- 調査方法:Webアンケート調査
- 公開日:2025年10月1日
- 募集期間:2022年6月~2025年6月(継続的な調査)
- 調査主体:一般社団法人 人間力認定協会
- 作成責任者:事務局長 望月宏彰
>療育施設の利用に関する実態調査【調査報告書②】|一般社団法人 人間力認定協会
療育施設に通い始めた際に起きやすいこと

実際に寄せられた保護者や支援者の声を分析すると、通い始めに起きやすいことは次の5つです。
① 初日は泣く・固まる・不安が強い
- 新しい環境が苦手
- 見通しが持てない
- 初対面の大人が多い
② 数回通うと“お気に入りの活動”ができる
- 工作
- 運動
- ゲーム
- おやつの時間
③ 先生との関係ができると一気に慣れる
- 優しい声かけ
- 子どものペースに合わせる
- 無理をさせない
④ 母子分離は段階的に進む
- 最初は親子通園
- 次に短時間の分離
- 最終的に1人で参加できる
⑤ 家庭でも変化が見られる
- 帰宅後の機嫌が良い
- できることが増える
- 兄弟に優しくなる
>放課後等デイサービス・児童発達支援の選び方|保護者が実際に重視したポイントを一次情報から整理
慣れるまでのプロセス(3ステップ)
実際に寄せられた保護者や支援者の声から、慣れるまでの典型的な流れは次の3ステップです。
STEP1:環境に慣れる(1〜3回目)
- 泣く・固まる・不安が強い
- 親と離れたくない
- 活動に参加できないこともある
ポイント: この段階は“慣らし期間”であり、できなくて当然です。
>どんな療育が行われているのか|SST・OT・ST・集団・個別の実例を一次情報から整理
STEP2:先生との関係ができる(4〜10回目)
- お気に入りの先生ができる
- 活動に参加できる時間が増える
- 表情が柔らかくなる
ポイント: 子どもは“人”で安心します。 先生との関係ができると、通うことが楽しみに変わります。
STEP3:活動を楽しめるようになる(2〜4週間)
- 「今日は〇〇の日?」と自分から聞く
- 友達ができる
- 家庭でも良い変化が見られる
ポイント: 慣れるスピードは個人差がありますが、 多くの子が2〜4週間で安定して通えるようになります。
>放課後等デイサービス・児童発達支援で起きた変化|成長・自信・コミュニケーションの変化を一次情報から整理
※この記事の内容は、児童発達支援士の受講者アンケートに寄せられた実際の声をもとにまとめていますが、感じ方や変化には個人差があります
放デイ・児童発達支援に“慣れやすかった子”の共通点
| 慣れやすさにつながった要素 | 背景にあった支援や環境 |
| 安心できる先生ができた | “人への安心感”が通所意欲につながった |
| 好きな活動を見つけられた | 「また行きたい気持ち」が育ちやすかった |
| 母子分離を段階的に進められた | 無理をしないことで不安が減っていた |
| 子どものペースを尊重してもらえた | “できない時期”を受け止めてもらえていた |
| 家庭と施設が連携できていた | 一貫した関わりが安心感につながっていた |
安心して選べる放デイ・児童発達支援を探すために
放課後等デイサービス・児童発達支援は、
- スタッフ体制
- 支援内容
- 専門性
- 雰囲気
- 子どもとの相性
など、質の差が非常に大きいです。
どこを選べばいいか迷う場合は、 一定の基準を満たした施設を選ぶと安心できます。
CDQ認証サイトでは、認証基準をクリアした療育施設を一覧で確認でき、 質の担保された施設選びがしやすくなります。
私ども一般社団法人 人間力認定協会では、療育の質を見える化するプロジェクトとして「CDQ認証」という制度を設けました。本サイトでは一定の基準を満たした優良施設のみを掲載・紹介しています。
まとめ:慣れるまでの時間は“その子のペース”で大丈夫
放課後等デイサービス・児童発達支援に通い始めるとき、 最初は不安が大きくても、 子どもは安心できる環境と丁寧な関わりがあれば、必ず慣れていきます。
- 初日は泣いても大丈夫
- 先生との関係ができると一気に変わる
- 2〜4週間で安定するケースが多い
- 家庭でも良い変化が見られる
昨日より一歩、子どもが安心して過ごせる場所が増えること。 それが放デイ・児童発達支援を利用する大きな価値です。
>放課後等デイサービス・児童発達支援の始め方|利用の流れ・選び方・変化を一次情報から総まとめ


