児童発達支援士の受講を検討している方にとって、「どのくらいの時間がかかるのか」「忙しい中でどう勉強すればよいのか」は、大きな関心事の一つです。
たとえば、
- 実際の受講者は、どのくらいの勉強時間で合格しているのか
- 隙間時間・通勤時間を活用した学習法にはどんなものがあるのか
- 子育てや仕事と両立しながら学ぶには、どんな工夫が必要か
- 動画やDVDなど、学習形式をどう組み合わせているのか
といった疑問です。
児童発達支援士の受講者の多くは、まとまった時間を確保するのではなく、日々の隙間時間を積み重ねる形で学びを進めています。
この記事では、当協会が収集した受講後アンケート(17,613件)をもとに、実際の勉強時間の分布と、受講者たちが実践している具体的な学習法について整理していきます。
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目次
本記事で紹介している一次情報について
本記事では、当協会が実施している受講後アンケートのデータのうち、勉強時間・学習法に関する回答をもとにしています。
| 項目 | 内容 |
| データソース | 児童発達支援士 受講後アンケート |
| データ取得者 | 一般社団法人 人間力認定協会 |
| 有効回答数 | 17,613件(2021年1月~2026年7月) |
| 勉強時間の回答分布 | 11〜20時間:6,955件、10時間以内:4,130件、21〜30時間:3,675件、31時間以上:2,853件 |
| 該当する自由記述 | 学習法・時間の使い方に関するキーワードを含む自由記述、20件 |
| 分析方法 | 勉強時間の回答分布の集計と、学習法に関する自由記述の抽出 |
多くの受講者が、10〜30時間程度で合格している

受講後アンケートにおける「総勉強時間」の回答を見ると、次のような分布になっています。
- 11〜20時間:6,955件(39.5%)
- 10時間以内:4,130件(23.4%)
- 21〜30時間:3,675件(20.9%)
- 31時間以上:2,853件(16.2%)
最も多いのは「11〜20時間」で、約4割を占めています。10時間以内で合格している受講者も2割以上おり、全体としては、30時間以内での合格が多数派であることが分かります。
- 短時間での合格者も一定数おり、効率的に学習できる教材設計がうかがえる
- 一方で、30時間以上かけてじっくり学ぶ受講者も一定数いる
- 勉強時間には個人差が大きく、「これが正解」という一律の時間はない
- 自分のペースに合わせて学習を進められることが、受講のしやすさにつながっている
勉強時間には幅がありますが、多くの受講者が、無理のない範囲で合格に至っていることが分かります。
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隙間時間・通勤時間を活用した学習法
まとまった勉強時間を確保するのが難しい中で、隙間時間や通勤時間を活用して学習を進めた受講者が多く見られます。
実際の自由記述にも、そうした学習法に関する声が見られました。
発達障がい児に関わる仕事に従事しているため、基礎的な知識が欲しいと思い受講しました。毎日少しずつ通勤時など空いてる時間でテキストや動画を見ていたので負担なく学習できました。
隙間時間で学習でき、どの項目も知的好奇心をくすぐるものばかりでした。「勉強している」というより、「身になる知識がついている」という感覚で、飽きずに学べました。
これらの声からは、まとまった時間を無理に作るのではなく、日々の隙間時間を積み重ねる形で、負担なく学習を続けられたことが分かります。
- 通勤時間など、日常の中にある「隙間」を学習時間として活用する例が多い
- 「負担なく学習できた」という感覚が、学習の継続につながっている
- 「勉強している」という意識より、「知識が身についている」という感覚が、飽きずに続けるコツになる
- スマートフォンなどで手軽に取り組める学習形式が、隙間時間の活用を後押ししている
隙間時間を積み重ねる学習法は、忙しい受講者にとって、無理なく合格に近づくための現実的な方法です。
子育て・仕事と両立しながらの学習
子育てや仕事で忙しい中、工夫を重ねながら学習時間を確保している受講者の声も多く見られます。
実際の自由記述にも、そうした両立の様子に関する声が見られました。
上の子は受験生、下の子は療育センターと日々追われる中、隙間時間にコツコツとやりましたが、予想以上に勉強になりました。
幼稚園教諭をしています。多様性の時代、子ども一人ひとりに適した関わりをするため、育休の合間に勉強することにしました。子どもが寝てからの勉強でしたが、無理なく履修できました。
これらの声からは、育児や仕事という日々の忙しさの中でも、「子どもが寝てから」「育休の合間に」といった具体的なタイミングを見つけて、学習を継続していることが分かります。
- 育児や介護、仕事などと両立しながら学ぶ受講者は少なくない
- 「子どもが寝てから」など、生活リズムの中に学習時間を組み込む工夫が見られる
- 忙しい状況でも、「無理なく履修できた」という感覚が得られている
- 家庭の状況に合わせて、柔軟に学習ペースを調整できることが強みになっている
子育てや仕事と両立しながらの学習は簡単ではありませんが、多くの受講者が、それぞれの生活リズムに合わせて、着実に学びを積み重ねています。
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動画・DVDなど、多様な学習形式を組み合わせる工夫
テキストだけでなく、動画やDVDなど、複数の学習形式を状況に応じて使い分ける工夫も見られます。
実際の自由記述にも、そうした工夫に関する声がありました。
とても幅広く細かくいろいろ知識が詰められており、とても勉強になりました。さらに例題も載っているので実際の現場ですぐに使うイメージが持ててよかったです。参考書もわかりやすかったですが、動画の説明もとてもわかりやすくてよかったです。DVDと動画と両方あるので、車の中でも聴くことができて、とても助かりました。隙間時間に勉強を効率的にできました。
この声からは、テキスト・動画・DVDという複数の学習形式を、場面に応じて使い分けることで、車の中など、これまで学習に使えなかった時間も活用できるようになったことが分かります。
- テキストだけでなく、動画やDVDなど、複数の形式を組み合わせられる
- 車の中など、これまで活用できなかった時間も、音声教材で学習時間に変えられる
- 学習形式を場面に応じて選べることが、効率的な学習につながっている
- 「聴く」学習と「読む」学習を組み合わせることで、理解が深まりやすくなる
学習形式を柔軟に組み合わせる工夫が、忙しい受講者にとって、効率的な学びを可能にしています。
合格までの学習法の整理

| 学習法 | 具体的な工夫 |
| 隙間時間の活用 | 通勤時間などの「隙間」を、学習時間として積み重ねる |
| 子育て・仕事との両立 | 「子どもが寝てから」など、生活リズムに学習を組み込む |
| 学習形式の組み合わせ | テキスト・動画・DVDを場面に応じて使い分ける |
児童発達支援士について
ここまで、児童発達支援士に合格するまでの学習法・勉強時間のリアルについてご紹介してきました。
当協会が認定する「児童発達支援士」は、発達特性の理解や、行動の背景を読み解く視点、家庭や支援現場で活かしやすい関わり方などを、体系的に学べる民間資格です。
多くの受講者が、忙しい日常の中でも、無理のないペースで学びを積み重ね、合格に至っています。
Q&A|合格までの学習法・勉強時間に関するよくある質問
Q1:合格までに、平均してどのくらいの勉強時間がかかりますか?
最も多いのは11〜20時間で、全体の約4割を占めています。10時間以内で合格する方も2割以上おり、個人差は大きい傾向にあります。
Q2:忙しくて、まとまった勉強時間が取れません。
多くの受講者が、通勤時間や子どもが寝た後など、隙間時間を積み重ねる形で学習しています。まとまった時間がなくても、無理なく進められる仕組みです。
Q3:どの学習形式(テキスト・動画・DVD)がおすすめですか?
複数の形式を組み合わせている受講者が多く見られます。車の中では音声教材、自宅ではテキストなど、場面に応じて使い分けることをおすすめします。
Q4:子育てや仕事と両立しながら、本当に合格できますか?
はい。実際の声にも、育児や仕事と両立しながら学習を続け、合格に至った例が多く見られます。
Q5:短時間で合格した人と、時間をかけた人で、内容の理解に差はありますか?
一概には言えません。勉強時間の長さよりも、自分のペースで無理なく理解を深めることが大切です。
まとめ|隙間時間の積み重ねが、合格への近道になる
児童発達支援士の受講後アンケートを見ると、多くの受講者が、忙しい日常の中で工夫を重ねながら学習を進めていることが分かりました。
- 多くの受講者が、10〜30時間程度で合格している
- 隙間時間・通勤時間を活用した学習法が多く見られる
- 子育てや仕事と両立しながら、生活リズムに学習を組み込んでいる
- 動画・DVDなど、複数の学習形式を組み合わせる工夫がある
まとまった時間を無理に作ろうとするのではなく、日々の隙間時間を積み重ねていくことが、合格への現実的な近道になります。次回は、値段・コスパへの本音について、正直に取り上げていきます。
【注意事項】
この記事で紹介している内容は、当協会が実施した受講後アンケート(17,613件)のデータをもとにまとめています。データは当協会が独自に収集・集計したものであり、回答は受講者の主観的な評価に基づきます。


